Businessプランからご利用いただけるBox AIの機能を安全かつ効果的に使いこなすための基本や、要約・翻訳・下書き作成などの具体的な活用シーン、そして成果物の質を高めるプロンプト作成のコツを分かりやすく解説します。
開催月:2026年6月
(BoxWorks Tokyo2026のフォローアップセミナーです)
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プロンプトガイド
セミナー中にいただいたご質問
Box AI の基本機能と仕様
Q. Boxとは、AI機能を活用できるドキュメントフォルダ(共有フォルダ)のようなイメージでしょうか?
A. 共有フォルダに近いイメージはありますが、BoxはそれにAI機能を加えた企業向けの「インテリジェントコンテンツ管理プラットフォーム」とご理解いただくのが近いです。ファイルの保存・共有だけでなく、高度な権限管理やガバナンス、ワークフロー、そしてBox AIによるコンテンツ分析まで包括的にご利用いただけます。
Q. 作成したPowerPoint等の資料を、Box AIに直接編集させることは可能ですか?
A. 現状は対応しておりません。Box AIはドキュメントの要約や質問への回答、テキストの生成を支援する機能であり、ファイル自体の直接的な編集や書き換えは行いません。
Q. Box AIに「Excelファイル(.xlsx)として出力してください」と指示すると、納期や納品形式を確認するような、アウトソーシング業者の回答文のような返答が返ってきて混乱することがあります。改善される予定はありますでしょうか?
A. 現状、Box AIはExcelファイル(.xlsx)などのバイナリファイルを直接生成・出力する機能に対応していません。そのため、AIが指示を誤解して「Excel作成の業務依頼」と捉え、そのようなロールプレイ(見積もりや納期の提示)の回答をしてしまうことがあります。
Q. Box Drive上でBox AIは使用できないでしょうか?
A. 原則としてBox AIはWebブラウザおよびモバイルアプリからの利用となります。ただし、Enterprise Plusプランで「Box AI Home」の機能が有効化されている場合、Box Drive上のファイルを右クリックして「Box AIで要約」「Box AIに質問」というメニューを表示させることができます。このメニューを選択すると、自動的にWeb UIに遷移してAI機能を利用する形になります。
複数ドキュメントへの質問
Q. 例えば、社内規程を全社員が閲覧できるフォルダに保存しておき、個人や部署のフォルダに保存したファイルの内容について、Box AIを使って「社内規程に合致しているか」を検証することは可能でしょうか?
A. はい、可能です。対象のファイルと社内規程のファイルを一緒に選択し、Box AI for Documentsで「この文書は社内規程に合致しているか」と質問することで、確認支援を行うことができます。ただし、AIが自動的にすべての規程と照合して最終判定を下すわけではなく、ユーザーが対象文書を選択した上で確認をサポートする使い方が基本となります。
※複数文書への質問(最大10ファイルまで)は、Enterprise Plus以上のプランでご利用いただけます。
セキュリティ・ガバナンス
Q. セキュリティの関係で国内リージョンのみのクラウドサービス利用を基本としています。Box AIのデータ処理や保存は日本国内リージョンでしょうか?海外リージョンに送信される場合の対応策や選択肢を教えてください。
A. Box AIの処理にはLLM(大規模言語モデル)を利用するため、現時点ではすべての処理を日本国内だけで完結することはできません。Box AIを利用する際には、一時的にデータが国外のAIモデルプロバイダー(米国等)に送信されます。なお、回答生成の途中段階におけるLLMとのやり取りはすべてメモリ上で処理され、データがAIプロバイダー側に保存されたり、モデルの学習に再利用されたりすることは一切ありません。
Q. 契約しているBoxテナントのデータ保存リージョン(Zone)はどのように確認すればよいのでしょうか?
A. 「Box Zones」のご契約がない場合、コンテンツの保存先は米国(US)となります。Zonesをご契約されている場合は、管理コンソールの設定等から確認が可能です。詳細な確認手順は以下の公式サポートページをご参照ください。
Q. なぜ管理者はユーザーのAI応答結果(チャット履歴など)を確認できないのでしょうか?
A. ユーザーのプライバシー保護およびセキュリティを担保するため、管理者が個々のユーザーのAI応答結果を直接確認することはできない仕様となっています。
Q. Box KeySafe(顧客管理鍵暗号化)を利用している場合でも、Box AIを利用することはできますか?
A. はい、KeySafeを利用している場合でもBox AIの利用は可能です。ただし、現時点でいくつかの機能やデータにおいて、KeySafeとの互換性に関する以下の制限事項(非対応事項)がありますのでご留意ください。
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AIセッションデータ: AIセッションデータおよびそれに関連するメタデータは、現在KeySafeに対応していません。
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ベクトルストアと検索機能: Box AIを支えるベクトルストアおよび検索機能は、現在KeySafeに対応していません。
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Box AI for Hubsの埋め込み: Hubsのベクトル埋め込みは、顧客管理キーではなく、Boxが管理するキーで暗号化されます。
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全文検索・メタデータ: 全文検索インデックス、コメント、説明、およびメタデータはBox管理キーで暗号化されます。
Box AI Home
Q. Box AI Homeの導入を検討しています。参照可能なフォルダ(資料)すべてから回答を作成するのではなく、フォルダを指定して回答を生成させることは可能でしょうか?その場合、どのようなプロンプトを記載する必要がありますか?
A. はい、Box AI Homeでは参照するソースを絞り込むことが可能です。プロンプト(指示文)の中にフォルダ名を書くのではなく、UI上で先に対象のファイルやフォルダ(または特定のHubなど)を選択し、その選択した範囲に対して質問するという使い方が基本になります。
Q. Box AI Home、Note、Documentsを機能解放しました。一部のユーザーが「Box AI Homeはアクセス可能なすべてのファイルを裏で読み込んで回答している」と誤解しているため、わかりやすく解説したいです。以下の制限や注意点の認識は合っていますか?
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① チャット入力制限:最大1,000文字(プロンプトとクエリの合計)
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② AIの処理限界(トークン):最大約64,000トークン(日本語で約4万〜5万文字、A4用紙30〜40枚分)
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③ 「Box内のすべてのファイルを裏で全部読んでくれている」わけではないという注意点
A. はい、ご認識の通りです。補足を含めた正確な仕様は以下の通りです:
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対象範囲: Box AI Homeは「ユーザーが指定したファイル」または「アクセス権を持つ特定の場所(Hubなど)」のデータのみを読み込んで回答します。Box内の全ファイルを網羅的に検索・学習しているわけではありません。
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入力制限: 1回に送信できる質問は最大1,000文字までです(質問と出力指示を合わせて簡潔に書くのがコツです)。
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処理容量: 読み込めるファイルサイズにはテキスト容量で2MB(単一ファイル)〜4MB(Hub)の上限があります。極端に巨大なファイルは、ファイル最初〜上限容量までのみが処理対象になります。
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アクセス権: アクセス権を持たないファイルの内容が回答に混ざることは絶対にありません。Boxのアクセス権限がそのまま厳格に適用されます。
Q. Box AIはプロンプトを保存しないで、毎回ウィンドウを閉じるたびに消去すると聞いたのですが、本当ですか?その場合、自分の背景(前提条件)などを覚えていてほしい内容は毎回入力する必要がありますか?
A. Box AI Homeを使用している場合は、会話セッション(履歴)が保存されるため、毎回すべてを入れ直す必要はありません。一方で、Box AI for DocumentsやBox AI for Notes(ドキュメントのプレビューやNoteの画面上で使うAI)は、セッションをまたいで継続的に背景を記憶する前提ではないため、必要な前提条件やコンテキストは都度入力していただくのが確実です。
その他、過去に開催したBox AIセミナーで出た質問はこちらをご参照ください。
Box Japanカスタマーサクセスでは、毎月様々なトピックのセミナーを開催しています。詳しくはイベントページでご確認ください。
